リシケシの基本情報・旅行のアドバイス・名所・お勧めのホテル


リシケシの基本情報

リシケシは、インド北部のウッタラーカンド州に位置する町で、ヒマラヤ山脈の麓に広がっています。ガンジス川が流れる神聖な地として知られ、「ヨガの聖地」としても世界的に有名です。静寂と自然美が調和するリシケシは、心身のリフレッシュを求める旅行者にとって理想的な場所です。

人口

リシケシの人口は約100,000人です。小規模な町ですが、年間を通じて世界各国から多くの観光客や修行者が訪れます。

フライト所要時間

日本からリシケシへの直行便はありません。東京からデリーまでのフライトは約10時間で、そこから国内線でデヘラードゥーンのジョリー・グラント空港まで約1時間です。デヘラードゥーン空港からリシケシまでは車で約30分から1時間です。乗り継ぎや待ち時間を含めると、総所要時間はおよそ12~15時間となります。

概要

リシケシは、ヨガや瞑想の中心地として知られ、多くのアシュラム(修行場)やスピリチュアルセンターがあります。ガンジス川沿いの美しい風景や、ラクシュマン・ジュラなどの歴史的な吊り橋も見どころです。また、ラフティングやトレッキングなどのアウトドアアクティビティも盛んで、自然と文化の両方を楽しむことができます。

言語

公用語はヒンディー語ですが、観光地であるため英語も広く通じます。観光関連の施設やレストランでは英語対応のスタッフが多く、基本的な英語コミュニケーションが可能です。

空港

最寄りの空港はデヘラードゥーンにあるジョリー・グラント空港(Dehradun's Jolly Grant Airport)です。国内線のみの空港で、主にデリーやムンバイなどの主要都市と結ばれています。

鉄道駅

リシケシ駅(Rishikesh Railway Station)は町の中心部にありますが、主要都市からの直通列車は限られています。より多くの列車が発着するハリドワール駅(Haridwar Railway Station)を利用し、そこから車やバスでリシケシに移動する方法が一般的です。

知っておきたいリシケシ旅行のアドバイス

気候

以下はこちらのサイトのデータより作成した年間の気温表です。6月から8月からは雲が多く、雨も降ります。それ以外の時期は雨はほとんどなく晴れた日が続きます。1月、12月はデータより実際はもう少し寒い印象です。この時期は朝と夜のため薄めのダウンを持っていくと良いでしょう。またこの時期は霧が濃い時期があり、それに伴い寒さも増します。

ベストシーズン

リシケシを訪れるのに最適な時期は、気候が穏やかな2月下旬から5月上旬、そして9月から11月です。この期間は雨も少なく、アウトドアアクティビティを楽しむのに適しています。

安いシーズン

6月から8月のモンスーンシーズン(雨季)は観光客が少なく、宿泊料金やツアー料金が下がる傾向にあります。ただし、激しい雨により一部の活動が制限される場合があります。

旅行プラン

ヨガのクラスへの参加や、アシュラムでの滞在による精神的な修行が人気です。また、ガンジス川でのラフティングや周辺のトレッキングコースを楽しむアクティブなプランもおすすめです。

服装の準備

宗教的な場所が多いですし、日差しが強いので、肌の露出を控えた服装が望ましいです。薄手の長袖シャツやロングパンツ、女性はスカーフやストールを用意すると便利です。また、朝晩は冷え込むことがあるので軽い上着も持参しましょう。

治安と衛生

比較的安全な都市ですが、夜間の一人歩きは避けましょう。特に夜間や早朝にガンジス川近くは注意が必要です。飲料水は必ずミネラルウォーターを使用してください。

チップ

チップの文化はありませんが、気持ちとしてチップを渡すことも可能です。

電圧

インドの電圧は230Vで、周波数は50Hzです。プラグ形状はCタイプが主流です。

営業時間と休業日

多くの商店やレストランは午前10時から午後10時頃まで営業しています。観光地であるため、特定の休業日は少ないですが、不定期で一部の施設が閉まっていることもあります。

旅行注意点

宗教的・文化的な習慣を尊重しましょう。寺院やアシュラムでは靴を脱ぎ、適切な服装を心がけてください。建設工事中の建物の下にはなるべく近づかないようにしてください。

通貨

インドルピー(INR)。市内にATMがありますが使えない場合が多々あるので、事前に必要額を用意することをおすすめします。

観光ガイド・名所・見どころ

  • ラクシュマン・ジュラ(Laxman Jhula):ガンジス川に架かる450フィートの吊り橋で、リシケシのシンボル的存在です。

  • ラム・ジュラ(Ram Jhula):ラクシュマン・ジュラと並ぶもう一つの有名な吊り橋で、周辺にはアシュラムやマーケットがあります。(2024年12月現在工事のため閉鎖中)

  • トリヴェーニ・ガート(Triveni Ghat):毎晩行われるガンガー・アールティ(灯明の儀式)は、神秘的な雰囲気で訪れる人々を魅了します。

  • リシケシ・マーケット:Janaki Bridgeから南に700メートルほど降ると大きな商店街にたどり着きます。地元の人が買い物に来る場所なので、地元の雰囲気や商品、食べ物を味わいたいかたにおすすめです

  • パルマート・ニケタン(Parmarth Niketan):リシケシ最大のアシュラムで、ヨガや瞑想のクラスが充実しています。

  • ビートルズ・アシュラム(The Beatles Ashram):ビートルズが滞在したことでも知られるアシュラムで、現在はアートやグラフィティが楽しめるスポットとなっています。

日本人旅行者におすすめな人気のホテル

  • ガンガ・キナーレ(GANGA KINARE - A Riverside Boutique Hotel):ガンジス川沿いに位置し、美しい景色と快適なサービスが魅力のブティックホテルです。

  • エリタージュ・グラスハウス・オン・ザ・ガンジーズ(The Glasshouse on the Ganges by Neemrana Hotels):自然に囲まれた静かな環境で、リラックスした滞在が楽しめます。

  • ツリーハウス・コテージ(Tree House Cottage By Sarvottam Resort):リシケシの観光の中心街タポバンの街中にありアクセスが抜群によい割に閑静で価格も安いです。

  • レモン・ツリー・ホテル(Lemon Tree Hotel):市街地にアクセスがよく、清潔でセキュリティもしっかりしているため、安心して観光を楽しめます。



この記事の執筆者

Lakshmi Ji Ganesha Ji Yoga & Ayurveda 運営スタッフ、木村謙太郎。2021年青山学院大学国際政治経済学部卒業。2023年5月にインドリシケシに初めて訪れ、本格的にヨガをスタート。以降経験合計半年間、3回に渡りリシケシに滞在。RYT500ヨガ講師資格、アーユルヴェーダマッサージ資格保有。

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