カルマとは何か?重要なヨガ哲学カルマを分かりやすく説明
カルマ(karma)それは、「行い」と訳させれます。
行動的な行いだけでなく、心の行い、つまり思考や感情も含まれます。
カルマとは巡り巡って自分に帰って来るものです。因果応報です。
例えばこんなことがあなたに起きたとします。
”道でお腹が空いて困っている人を見つけました。そこであなたは考えます『この人はお腹を空かせて可哀想だ、何かご飯をあげよう。そうだ、近くのレストランでテイクアウトしてこの人のもとに持っていこう』そうあなたは考えました。
そして近くのレストランに行き野菜スープをテイクアウトしてさっきのお腹がすいた人のもとに持っていきました。
しかしその人は何故かおらず、どれだけ探しても見つかりませんでした。あなたは仕方なく買った野菜スープを自分で食べて家に帰りました。”
ここであなたが行った”行い”それはすべてカルマです。そしてそれは全て何らかの形であなたに返ってきます。
ここでのカルマはすべて良いカルマと言えるでしょう。あなたは善良な心で困っている人を助けようとしました。
なのでそのカルマはあなたに必ず返ってきます。神様は見ています。神様はそんなあなたに良いことが起こるようにしてくれます。
それはどんなカタチで返ってくるか分かりません。しかしあなたにとって良いものが返ってきます。
それがカルマです。
ヨガ、またはヒンドゥー教、または仏教の教えでは輪廻転生、つまり人は何度でもこの世に生まれ変わります。
カルマはいつ巡り巡って返ってくるか分かりません。今日良い行いをしたからといって、明日それが返ってくるか分かりません。もしかしたら次の命、つまり輪廻転生して今世から来世に転生した時に返ってくるのかもしれません。
もし今、自分に悪いことばかり起きていると感じている人がいるとします。それは前世以前の命であなたが犯した悪い行いが自分に返ってきているのかもしれません。
それがカルマです。
これを理解した上で私たちにできることは、良いカルマを行うこと、つまり人の幸せにつながる行為は、自分にとって誰にとっても良いことであるということです。
この記事の執筆者
Lakshmi Ji Ganesha Ji Yoga & Ayurveda 運営スタッフ、木村謙太郎。2021年青山学院大学国際政治経済学部卒業。2023年5月にインドリシケシに初めて訪れ、本格的にヨガをスタート。以降経験合計半年間、3回に渡りリシケシに滞在。RYT500ヨガ講師資格、アーユルヴェーダマッサージ資格保有。